2012年03月03日

ここは夜カフェ。(deborah@三軒茶屋)

「疲れているんだから、ゆっくりしていってねwww」
とコタツちゃんが語りかける。だまれ。

自分の城にはさまざまな誘惑とのコネクタがあり、正直言って勉強には不向きである。

PCを開くと何から何までエキサイティングだし、リロードするたびにタイムラインが進むツイなんとかは人類の生産性の何%を奪うのだろう。

そして、なんで一升瓶が傍らにあるのだ?
寒い日にコタツでキューっと一杯だなんて、全然魅力なんかないんだからね!

ああ、コタツを出してはいけなかった。。。


でも、まあ、関係ない。
この日は本を片手に夜カフェと洒落込むのだから。

店の名前は「deborah」。三軒茶屋の喧騒から少し外れた場所にある。三茶暮らしの知人からご紹介頂き、気になっていた店だ。


落ち着いた雰囲気の店構え。
シックなインテリア。
一番奥に陣取らせて頂いた。


ビール一本位なら、飲んでも、勉強に支障はない。
と言い聞かせる。


BGMの耳触りが良い。ヘッドフォンのノイズキャンセラをOFFにし、そのうち耳からも外す。


生ハムグリーンサラダ(ハーフ)。

これでハーフサイズ?と思わず聞いてしまった。充分に熟成されている生ハムのスライスが美味しい。ドレッシングは濃く、甘め。サラダ単体では味が濃く厳しいが、ほろ苦いスタウトとの相性は良い。

「ハモンセラーノの足一本まるごと買いたい」という過去の苦悩が蘇る。世の中には大人買いという言葉があるが、本当の大人ならそんな無茶な買い物はしないものだ。


緑のキッシュ。
ほっくりとしたポテトに主張強めのベーコン。
菜の花のペーストが優しく纏め上げる。
美味しい。

緑→緑と続いたが、無意識の結果だ。


次第に客が増える。
それでも店内に完成されいている空気が崩れず乱れないのは、皆、それぞれが雰囲気も楽しんでいるからだろう。笑顔は柔らかく、満足気だ。

なるほど、ここは、一人で本を読むには勿体ない店。
また来ると誓い、店を後にする。


今日は、菜の花を食べたな、という気持ちが心を温めるが、
「春を先取り(はぁと)」
とかいうポエマーな雑音は、東京の冷たい風によってあっという間にかき消された。

うう、寒い。

deborah. (デボラ) 東京都世田谷区三軒茶屋2-6-6 井筒屋ビル 1F



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